青森県内の司法書士有志で組織する、司法書士事務所の広域ネットワーク

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マイベストプロでは成年後見業務が全面にでていますが、司法書士は不動産登記や会社登記がメインの仕事です。また、140万円までの民事裁判については、弁護士と同じように依頼者を代理して法廷に立つこともあります。

家賃滞納によるアパートの明渡しや放置自動車の収去訴訟など依頼を受けることがありますが、その際まず相手方の住所を確認するところから始まります。裁判は郵便が相手に届かないと手続が進んでいかないからです。アパートを借りている人が必ずしもその部屋に住んでいるとは限りません。セカンドハウスとして、資料置き場として、趣味の部屋として、部屋を借りる理由は人それぞれです。また最初は住んでいたけど、家賃を滞納してどこかに行方をくらますということもあり得ます。そこでこのような仕事の依頼を受けるとまずは住民票の調査から始めるのです。(司法書士は事件の依頼を受けた場合、その職務の範囲内において相手方の住民票を職権で調査することができます)

住民票が取得できない…

しかしながら往々にして住民票が取得できないケースがあります。まず、入居時の審査の際に、必要書類として住民票などの公的書面を提出させずに賃貸借契約を締結するケースがあります。入居者は住所をその契約書に記載をしますが、住民票上の住所であるかどうかはわかりません。
「印鑑証明書や運転免許証のコピーあるから大丈夫♪」と考える方もいるかと思います。確かに本人確認という意味では公的書面ですから有効な資料となります。ただ、印鑑証明書や最近の運転免許証は「本籍」の記載がありませんので、いざという時に相手の住民票を取得することができない場合があるのです。
例えばA市にあるアパートの契約をしました。契約時はそのアパートに住所を移しました。契約直後にB市に住民票を移しましたが、そのまま大家には告げず、そのアパートに住み続けました。それから6年後相手は行方をくらましました。また家賃もその時で6ヶ月滞納していました。そこで大家は家賃滞納による明渡訴訟を提起することになります。裁判の準備として住民票を取得しようとA市の市役所に請求しても「住民票はありません」と言われてしまいました。
住民票は徐票(A市の住民ではなくなったこと)になってから5年を経過すると廃棄処分となってしまいます。従って、入居当初は住民票上の住所がわかっていたとしても、アクションを起こそうとした時点において相手の住所がわからないという事態が発生することがあります。
本籍がわかっていると「戸籍の附票」という住所の変遷がわかる書類を取得することができます。本籍地が分かっていると、いざという時の初動対応が迅速に行うことができるのです。ただ一方で本籍地が分かっていても「筆頭者」が分からないと戸籍は取得することができません。従って、【本籍付住民票】を入居時に入居者から貰い、契約書とともに保管することをお勧めします。

駐車場の契約にはさらに車検証のコピーも

駐車場の放置自動車の収去の場合は、自動車の所有者を訴えます。駐車場を借りた人も当然訴えるのですが、借りた人がその自動車を所有しているとは限りません。他人から借りている自動車かもしれませんし、家族名義の自動車かもしれません。借りた人と自動車の所有者が異なる場合は、双方を訴えることとなります。
また、放置自動車の訴訟などでは、その自動車の特定として車台番号など、車検証を確認しないと判明しない情報を必要としますので、車検証のコピーは重要な証拠書類となるのです。
以前担当したケースでは、契約時に車検証のコピーを取得していなかったのですが、その後裁判の文書送付嘱託という手続を利用して、軽自動車協会から車両照会の写しを取得したところ、駐車場を借りた人と所有者が異なり、さらにその所有者は死亡しており、加えて駐車場を借りた時点で既に車検が切れていた自動車であったことが分かりました。
駐車場とはいえ、トラブルになることもありますので、本籍付住民票の他に車検証のコピーも合わせて提出していただくことをお勧めします。

契約時の審査が『鍵』

契約時の審査を厳しくすると借りてくれる人がいないということを言われる方もおります。しかし後でトラブルになった場合、訴訟費用や廃棄費用などで数十万円という費用を支払って法的解決を図ることとなりますし、また契約して何経ってからそれらの書面を提出することに難色を示す人いると思います。
何事も最初が肝心ということです。

 

平成26年1月より、わかば法務事務所の支店である青森オフィスがスタートしました。場所は青森市夜店通りに位置しています。

青森オフィスには、葛西祥子(かさいさちこ)司法書士が着任しております。
詳しくはホームページをご参照下さい→http://aozorahoumu.net/_wakaba_ao/staff_w_ao/kasai

女性ならではの視点で相談者に対して、適切な法的アドバイスを致します。是非ご利用ください!

また、八戸オフィスにも新しい司法書士が着任しました。
八戸市出身の中村真人(なかむらまひと)司法書士です。
詳しくはホームページをご参照下さい→http://aozorahoumu.net/_wakaba/staff_w/nakamura

八戸オフィスは久保と中村、青森オフィスは葛西の計3名の司法書士で、様々な相談に対応していきたいと思います!

?良質な法的サービスと等身大のアドバイスを提供します?


外観

正面

アクセスマップ

 

成年後見人に対する一般の方のイメージと法律に沿った立場には大きな隔たりがあります。一般の方は「後見人は何でもやってくれる。報酬まで払うのだからやって当たり前だ」と考えている方が多いです。そのような方は契約や預金管理をはじめとした法律行為の他に、買い物、掃除、病院の送り迎え、入院時の洗濯など、全般に渡り仕事をするというイメージを持たれています。

法律行為と事実行為

しかし民法によれば、成年後見人は契約や財産管理などの法律行為しか権限がないと規定していて、成年後見人は買い物、掃除、送り迎えなどの事実行為はできません。例えば、草取りなどは事実行為となるので、自ら草取りはせず、シルバー人材などと草取りの請負契約を締結し、草取りをやって貰います。また、買い物や掃除はホームヘルパーと契約し、ヘルパーさんに買い物などをして貰います。いわば成年後見人はゼネラルマネージャーみたいな立場なのです。

「親戚が自分の親の後見人になっているけど、その人は介護も一緒にしているよ」という声が聞こえてきそうです。そのようなケースを分解すれば、成年後見人としての立場と親族としての立場が混在しているということになります。入院時の契約は成年後見人として、入院時の支度(買い物)や洗濯は成年後見人ではなく身内として行動していることになります。

「そんな堅苦しいこと言わないで、やってあげればいいのに」

「そんな堅苦しいこと言わないで、やってあげればいいのに」と思われる方もいるかもしれません。私たち職業後見人は、その責任の重さから、後見業務中に本人に損害を与えた場合に備えて損害保険に加入しています。この保険は成年後見業務「内」において成年後見人に過失(不注意)があった場合に適用されます。仮に本人をベッドから下ろしたり、車で買い物に連れて行ったりした場合、これらの行為は事実行為となり、成年後見業務「外」となります。業務「外」のことで本人に損害を与えたとしても保険の対象にはなりません。保険が使えなければポケットマネーとなります。莫大な損害金の場合ポケットマネーで支払うことはできないでしょう。本人に損害を与えたとしても損害賠償もできないような無責任な行為を、職業後見人はすることができないのです。

でもやらざるを得ないことも・・・

遠方から家の中の仏具を持っていきたいという方がいらっしゃるというので、空き家の状況を見に行ったところ、草ボウボウ・・・草取りを頼んではいたのですが、順番待ちで8月になるとのこと。せっかく遠方から来るのに玄関までの道が草ボウボウだと嫌だろうし、持ち出す物も「仏具」ということからも荒れ放題は相応しくないと思い、玄関までの道を草取りしました。でもこれは成年後見業務ではありませんので、報酬に加味されず、完全にボランティアです。

人間関係が色濃い成年後見というお仕事。法律論だけでは解決しないこともあるのです。

 

成年後見制度って周りの人のための制度?

「成年後見制度を利用したいんです」と事務所に相談に来る方の中で、次のような「理由(わけ)」を話す方がいます。
・寝たきりの父の土地を売却して、私の自宅建築費の一部にあてたい。
・相続税対策の一環として、認知症の母の名義で金融機関からお金を借りてアパートを建てさせたい。
・亡くなったときに相続手続が面倒にならないように、寝たきりの父の名義の預金口座を全て解約してまとめておきたい。
・親族が借金の返済に困っているので、認知症の母名義の預金口座からお金を引き出して貸したい。
成年後見制度は認知症などで判断能力が低下してしまっている「本人」のための制度であり、その目的は「本人の利益の擁護」「最善の利益(ベスト・インタレスト)を追求すること」にあります。
しかしながら成年後見制度を「本人の周りを取り巻く関係者の利益のための制度」だと思い違いをしている方も残念ながらいらっしゃいます。

「本人の最善の利益」こそ成年後見制度の目指す道

成年後見制度は成年後見人や関係者のための制度ではないのです。成年後見制度は「本人」のための制度なのです。成年後見人は、本人の生活状況や財産状況を総合的に考慮し、居所・施設の選定、医療・介護を含めた福祉サービスの契約、日常の財産管理・収支バランスの調整をしながら、最後のその時まで本人が「より良く生きる」ことを実現するよう最善を尽くすのです。
本人の最善の利益を追求することで、成年後見人がその本人の親族などと対立することもあります。成年後見制度の趣旨、本人の生活・財産状況、成年後見人自身の考えを真摯に説明して理解を得ようとしますが、それでも意見が一致しなかったとしても、それが本人の最善の利益のためであれば仕方がないことなのです。

成年後見制度の普及と正しい理解

成年後見制度は平成12年にスタートした制度で、10数年が経過しました。ようやく一般の方にも浸透してきた制度でありますが、制度の趣旨を正しく理解されないまま広まっている部分があります。
成年後見制度の正しい理解の下に、より一層この制度が広まることを目指して、私自身活動していきたいと思います。

八戸の久保@わかばです。

大変残念なお知らせをしなければなりません。
わかば法務事務所会長の水谷秀樹が、病気療養中の中、本日ご逝去されました。67
歳でした。

水谷先生は、此処八戸の地において、お父様の故水谷廉平先生から考えると足かけ5
0年以上司法書士業務に従事され、八戸青年会議所第25代理事長、八戸商工会議所
常議員などを務められておりました。

平成21年9月に法人を立ち上げてから2年弱と短い時間ではありましたが、一緒に
仕事ができたことを感謝しています。

事務所近くのハナミズキが満開です。
この季節を選んで天に召されたかのように安らかなお顔でした。

八戸の久保です。

あおば組に続いて私も始めました。ツイッター。

http://twilog.org/kubo_wakaba

つぶやきはジャンルを問わずできるし、文字数も少ないので、ブログよりやりやすいかも。

それにしても物資が無くなっていきますね。コンビニやかドラックストアから品物がなくなっています。ガソリン不足は本当に深刻です。

姉が病院に勤めているのですが、大人用紙おむつがないと話していました。ドラックストアでは子供用の紙おむつも無くなっています。

いつになったら正常に戻るのか、不安です。

八戸の久保@わかばです。

八戸は地震が多い地区でありますので、それなりに地震に対する備えはしているので
すが、今回のような津波地震は初めての経験です。テレビの映像などを見るとその尋
常ではない被害の大きさに驚いており、被害に遭われた方には何と申し上げたらよい
か。

八戸では沿岸部の被害が大きいです。今日、妻の実家に向かう途中、道路の横には流
されてきた木材や自動車、コンテナが無惨に横たわり、津波の凄まじさを実感しまし
た。
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/13/new11031309top.htm(←
地元新聞のHPから)


事務所は海からかなり離れていますので、津波の心配はありませんでしたし、震度も
5でしたので、大きくは揺れて怖かったですが、棚から書類が落ちる程度でそれほど
大きな被害は受けませんでした。
地震が起きた際は当日申請しなければならない借換登記(4連件)を作成していると
ころでした。地震直後は停電してしまったのですが、運良くその前に申請書以外は書
類には、物件の打ち込みや原本還付用の契約書コピーなどが完了していましたので、
スタッフ手分けして登記申請書を手書きして、法務局に提出しました。

本日の午前中にパソコンやネットワークの作動を確認し正常でしたので、明日からは
通常業務となります。


地震直後から昨日の夜に電気が復旧するまでは、余震に耐えながら不安な時間を過ご
しましたが、今ではこのように皆様に状況を報告することができるまでライフライン
は復旧しています。

今回の教訓としては、常日頃から防災の準備をしておく必要があるということです。
我が家では防災セットを購入していたのですが、これは非常に役立ちました。ラジ
オ、ライト、ライターなど必要最低限のものは入っているので、これは必要だと思い
ました。ただ、防災セットを買ったとしても電池や食料は不足です。結局は電池も食
料も調達することができたのですが、ライトやラジオのための電池(単1?単4)は
家の中に予備を置いておく必要があると思います。また、食料と水も必要です。缶詰
であったり、パックのご飯だったり、パンだったり。日持ちするものを具えておくこ
とが大事です。改めて思い知らされました。
また、電気がなくなったため、オール電化の家では暖をとる手段がなくなってしまい
ます。またオール電化に限らず最近の灯油ストーブは電気がないと作動しませんの
で、多くの家で暖をとる手段がなくなっていました。私は実家から10年以上前に
使っていた反射式の灯油ストーブを借りることができたので良かったのですが、オー
ル電化の家は石油ストーブを購入し倉庫などに具えておく必要があると感じました。
ただ、古いストーブを使って一酸化炭素中毒で搬送される被災者の方もいたようなの
で、注意が必要です。

復興に向けて私ができることを少しでもやっていかなければと思ってます。
改めまして私からも、今回の大震災により尊い命を失われた方のご冥福と、行方不明
の方のご生還、そして被災された方々のご快復と、一刻も早い生活状況の復旧とを心
より祈念申し上げます。

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八戸の久保@わかばです。

平成22年12月4日、東北新幹線八戸駅から新青森までの区間が開業し、東京?新青森間の全線が開業します。東京?新青森間が最短で3時間20分で結ばれます。

私は今日から連合会の成年後見対策部の会議で東京出張ですが、今朝八戸駅で、これまでがんばって走ってきた「はやて」と、新型車両の「はやぶさ」が揃い踏み!思わず写真を撮ってしまいました。左の緑色の車両が「はやぶさ」で、右側が「はやて」です。ちなみに、「はやぶさ」車両(E5系)の運行開始は平成23年3月5日です。

「はやて」も改良されていて、一番嬉しいのは電源コンセントがあること。携帯の電池がなるなる?とかパソコンが使えない?とかの心配がなくなります。普通車でも各列の窓側の席に付いていて、グリーン車は各席全部に付いています。

ただ、不確かですが、「はやて」にも新旧あるようで、ほとんど同じ形なのにコンセントがどこにも付いていない旧「はやて」も走っていますので、ご注意を。

私は鉄道大好きではないですが、男の子の宿命か、新しい乗り物を見ると、乗ってみたくてたまりません。いつの日か、「はやぶさ」車両のスーパーグリーン車:グランクラスに乗って、ワンランク上の旅を体験してみたいなあ?

ファイル 72-1.jpg

八戸の久保@わかばです。

小・中・高と実家で三毛猫(名前は「みー」と言いました。)を飼っていたのですが、その猫が死んでからは猫を飼っていませんでした。ただ、猫好きに変わりはないため、近所の野良猫を見つけては写メを撮ったりしていました。

そんな猫好きである私に先月電話がかかってきました。相手はこれまた猫好きの青森の司法書士の伊藤一恵さんからでした。伊藤先生の家には既に猫が4匹いるのですが、公園で捨てられていた子猫6匹を見過ごすことができず、拾って来てしまい、このままでは家の猫が10匹になってしまうということで、引き取ってくれる人を探していたとのこと。

約1ヶ月間をかけて妻を説得し、先日1匹の子猫を迎え入れました。その猫が写真の猫です。生後2ヶ月の女の子ということで、名前は「小梅」と名付けました。「10歳になったらウメと呼ぼう。」と決めています。

1歳の長男は小梅を気に入ったようで、見付けると猛烈は早さの「ハイハイ」で小梅に向かっていきますが、案の定、小梅は逃げまくっています。長男にとっては良い遊び相手です。

自宅のパソコンで仕事をしていると決まってキーボードの手前に寝てしまいます。何度どけても再びやってきます。そんな姿に癒されながら夜な夜な残務処理をしています。

ファイル 61-1.jpg

八戸の久保@わかばです。

添付した写真は自宅1階の窓枠なのですが、上の部分に何か付いているのが見えると思います。

なんだと思います?実はスズメバチの巣なのです!

ご近所さんが見つけて教えてくれました。司法書士会の会議で宮城県松島町から帰ってきて、直ぐにこの事態に直面。自分で取るのは無理だと即決!日曜日だったけどとりあえず市役所に電話してみました。

明日また掛けてくれと言われるかと思いきや、土日に営業している業者を紹介してくれました。スカサズ電話して駆除して貰うことに…

写真を撮った時には女王蜂はいなかったのですが、業者が到着したときには、ちょうど戻ってきていていました。

通常は二人一組ということだそうなのだけど、その日は一人しかいなかったみたいで、駆除用の白いスーツの着替えを一緒に手伝いました。

巣だけ取っても女王蜂が戻ってきて、また作りだすことが多いみたいだったのですが、ちょうど帰ってきた女王蜂も一緒に駆除することができ、一安心できました。

時間は5分くらいで終わり、料金は税込5000円でした。巣が小さかったので安かったようです。

何時もは7月くらいが多いみたいですが、今年は6月から駆除の依頼が多いそうです。また、雨風しのげれば何処でも巣を作ってしまうそうです。

自宅は商業地区にありますので中心街に近いので、まさかこんな住宅街に巣を作ってしまうとは考えてもいませんでした。

とはいえ、貴重な体験に代わりはありませんが、この体験は1回で十分!スズメバチくん、もう家の近所では巣を作るなよ?(>_<)

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