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【日司連総会の「開票立会人」を務めて】
太田は、6月20日・21日、東京は「渋谷ヒカリエ」で開催された、日司連(日本司法書士会連合会)の第76回定時総会に代議員として参加してきました。
役員選挙のあった今回の総会で、太田は、実は「開票立会人」というちょっと特殊なお役目(各ブロック会から1名ずつ)を拝命しておりまして。
文字通り、選挙管理委員会が行う開票作業に立ち会うというお仕事なのですが、これが、またとない貴重な体験となりました。
まず、4名立候補があった会長選挙が、「決選投票」になりました。
これは、得票数1位の候補の得票数が、有効投票数の過半数に満たなかった場合に、1位と2位の候補に絞って再投票が行われるものですが、実際に行われるのは数十年(十数年、だったかな?)ぶりの異例のことだそうです。
1位の候補の初回の得票数が139、過半数が141でしたから、たった2票の差が分かれ道になったわけです(といっても、初回投票も決選投票も、第1位は同一の候補でしたが)。
そして、なんと日司連「史上初」の出来事となったのが、副会長選挙において行われた「籤引き」。定足数3名の同選挙には、5名の立候補があったのですが、得票数3位に2人の候補が全く同数で並びまして。
こちらの方は決選投票でなく、ドラフト会議のようなクジ引きで決着がつけられる、という規則になったそうです。
もちろん、普通の代議員の立場で会場にいて、選挙管理委員長の発表をドキドキしながら聞く、という状況でも充分盛り上がれたのでしょうけれども、実際に投票用紙のカウントを見守りながら、「おお、ひょっとしたら同数?」「あぁ~、2~3票足りないのかぁ……」などと分析しながら開票作業の場に立ち会うのとでは、そのドラマ性にかなりの差があります。
もちろん、開票作業の具体的な手順を実際に体験できたこと(青森県司法書士会では、有史以来一度も選挙が実施されたことがないので……)自体、とても貴重な経験・学習機会だったわけですが……。
とりわけ、想定外だった「籤引き」が実施されることになり、事務局員さんが数人がかりで、あーでもないこーでもないと、選管委員長の説明シナリオ(台本)を慌てて起案している様子などは、もう一生見れない光景だったかもしれません。まことに幸運な機会をいただいた、今回の日司連総会でした。
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ニュースリリース|日本司法書士会連合会