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ある朝、掃除機の音で目が覚めました。

2012.08.23
太田宜邦のSNS
投稿者:太田 宜邦
 ある朝、掃除機の音で目が覚めました。

 確か、今日は休みの日だったはず。もうちょっと寝ていたいけどな、と音の方を見ると、5歳になったばかりの長女が、1人でぎこちなく、しかし懸命に掃除機を掛けています。
 
 長女の額には、玉のような汗。

 コンセントに刺された掃除機のコードは、どこまで引っ張り出して良いのか分からなかったのでしょう、3分の1程度しか伸びていなくて、いかにも取り回しが窮屈そうです。

 きっと、綺麗好きな妻が、毎朝の掃除を欠かさないのをいつも見ていて、我々が起きる前に、見よう見まねで掛けておこうと思ったに違いありません。
 
 長女の健気な姿に、思わず涙が出そうになりました。
 
 私は、布団から起き出して、
 「○ちゃん、掃除してくれてるの? ありがとうね……。でも朝のおトイレ行った?」
 ……と声を掛けながら、ギュッと抱き締めてあげました。
 
 ダッコが大好きな長女は、私の腕の中で満足そうに微笑むと……
 
 
 
 ……そこで私の目が覚めました。
 長女は隣で、グースカ寝ています。

 まだ辺りは薄暗く、、、すなわち全部「夢」だったことにようやく気付きました。
 トイレに行きたかったのは娘でなく、自分だったようです(笑)
 
 しょーもない「夢オチ」ですいません。でも、ネタではないのですよ~(≧∇≦)

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