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太田@あおばです。
私、自分で言うのも何ですが、わりと温厚な性格の人間でして、およそ立腹するってことは滅多に無い方なのですけれども……今回ばかりはさすがにムカッと来たので、書かせていただきます。
- 相談者は亡Aの妹。
- 亡Aには子が数人いるが、いずれも疎遠で、亡Aは一人暮らしだった。
- 亡Aは、昨年8月に自宅で孤独死。それが発見されたのが10月だったので、そのタイムラグの間に振り込まれた年金は、「過払い」ということになってしまった。
- 火葬や死亡届の手続については、相続人である子らが協力を拒否したため、お役所からの強い要請で、やむなく妹(相談者)が動かなければならなかった。
- そしたら、日本年金機構から相談者に対し、写真のとおり、「亡Aが余分に受けた年金を返納せよ」という書面が届いた。
もし亡Aの子らが全員こぞって相続放棄をしたというのなら、相続権が相談者に回ってくる可能性が高いですから、そうであれば相談者としては相続を承認して、返納義務も果す覚悟はあるのです。
しかし、以上の経緯から、少なくとも現時点では、相談者は亡Aの相続人になっていないことは明らかでありまして、返納義務が無いのは間違いありません。
文書には、「年金受給者の死亡届を提出してくださった方」を「相続人代表者として送付させていただきました」とは書いてありますが、そもそも相談者は相続人の一員ですらないわけで。
この辺、相談者に代わって、ちょろっとお電話でもして説明すれば解決かな~、と思いまして、私、(サービスで)日本年金機構に電話してみました。
? ? ……ところが。機構の担当者いわく。
- Bさん(相談者)が死亡届の届出者だったので、Bさんなら「返納にご協力いただけるのではないかと思い」、この書面を「出してみた」。
- Bさんが相続人でなく、他に相続人がいるとおっしゃるなら、Bさんの方から、その旨を文章にして、できれば戸籍も添えて、こちら(機構)に送って欲しい。電話じゃ駄目。
などと、とんでもないコトをぬかすではないですか!
私も、それだけでは引き下がれません。
- 「相続人じゃないんだから、返納義務も承継していないし、そもそも亡Aの預金口座に入った年金について何ら手を出すことも出来ないんです。」
- 「相続人じゃないことは、この電話で認識していただいたのですから、今後はそちら様(機構)において、戸籍を調査するなりして、本来の相続人を捜していただくのがスジでは?」
などと主張したのですが、どうも「暖簾に腕押し」でして。電話じゃ駄目、とにかく文書を寄こせの一点張りです。
かといって、このまま放置しておくと、再度、機構から相談者へ重ねてお願いの書面が行ってしまいそうなニュアンスでしたので……不承不承ながら、機構へ送るための「懇切丁寧な通知書」、相談者のために、(サービスで)作らせていただきましたけどね(>_<)
にしても。 支払義務の無い方に対して、「払ってくれたらラッキー」的に、支払を請求する文書を出すなんて、いわゆる「架空請求」のやりくちですよねぇ。
しかも、それを電話で指摘されて、サラッと引き下がるならまだしも、開き直るとは、なんと傲慢な!(-_-#)
「日本年金機構」って、官公署そのものではない「特殊法人」だそうですが、それでも国の委託を受けて業務を行い、役職員はいわゆる「みなし公務員」として扱われる、公の団体な訳で。
そういう公の団体が、こんな「架空請求」まがいのことをして良いのでしょうか?
……などと、お上を批判するようなことを、事務所のオフィシャルサイトに大っぴらに書いちゃうと、後々マズいことになるやもしれませんが、あまりに腹が立ったので、後先考えずにアップしてしまいます(^_^;)