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太田の業務日誌/平成25年6月24日~
 
【月曜日】
 「合筆型換地」(土地区画整理法の換地処分による所有権登記)の登記済証は、同じ受付番号で何十件もの所有権登記がなされているので、同じ受付番号だけど「別の登記済証」というのが、何十通も存在するんですよ。
 同じ地主さんが同一番号の登記済証を複数所持している可能性も充分にあるので、右側の「換地処分後の土地」という欄で地番や地積を照合してみないと、特定できないんです……
 
 ……という話を、ある業界関係者に説明して理解して貰うのに、非常に骨が折れた。意外に皆、知らないのね。
 
 司法書士の皆さん! 登記済証は、受付番号だけで照合してはいけませんよ~!
 
【火曜日】
 今日も今日とて、また新件の「離婚による財産分与」の見積り依頼が来た。
 どうも最近、離婚の登記ばっかりやってる気がする……と、最近、つぶやいてばっかり、のような気もする(^_^;)

司法書士法人あおば登記・法務事務所

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ふれあいウォーク2013に参加中。障がい者の方と一緒に歩きます。天気が良くて気持ちがよいです(⌒▽⌒)


今日は八戸北ロータリーのゴルフコンペです。


【日司連総会の「開票立会人」を務めて】

 太田は、6月20日・21日、東京は「渋谷ヒカリエ」で開催された、日司連(日本司法書士会連合会)の第76回定時総会に代議員として参加してきました。

 役員選挙のあった今回の総会で、太田は、実は「開票立会人」というちょっと特殊なお役目(各ブロック会から1名ずつ)を拝命しておりまして。
 文字通り、選挙管理委員会が行う開票作業に立ち会うというお仕事なのですが、これが、またとない貴重な体験となりました。
 
 まず、4名立候補があった会長選挙が、「決選投票」になりました。
 これは、得票数1位の候補の得票数が、有効投票数の過半数に満たなかった場合に、1位と2位の候補に絞って再投票が行われるものですが、実際に行われるのは数十年(十数年、だったかな?)ぶりの異例のことだそうです。
 1位の候補の初回の得票数が139、過半数が141でしたから、たった2票の差が分かれ道になったわけです(といっても、初回投票も決選投票も、第1位は同一の候補でしたが)。
 
 そして、なんと日司連「史上初」の出来事となったのが、副会長選挙において行われた「籤引き」。定足数3名の同選挙には、5名の立候補があったのですが、得票数3位に2人の候補が全く同数で並びまして。
 こちらの方は決選投票でなく、ドラフト会議のようなクジ引きで決着がつけられる、という規則になったそうです。
 
 もちろん、普通の代議員の立場で会場にいて、選挙管理委員長の発表をドキドキしながら聞く、という状況でも充分盛り上がれたのでしょうけれども、実際に投票用紙のカウントを見守りながら、「おお、ひょっとしたら同数?」「あぁ~、2~3票足りないのかぁ……」などと分析しながら開票作業の場に立ち会うのとでは、そのドラマ性にかなりの差があります。
 
 もちろん、開票作業の具体的な手順を実際に体験できたこと(青森県司法書士会では、有史以来一度も選挙が実施されたことがないので……)自体、とても貴重な経験・学習機会だったわけですが……。
 とりわけ、想定外だった「籤引き」が実施されることになり、事務局員さんが数人がかりで、あーでもないこーでもないと、選管委員長の説明シナリオ(台本)を慌てて起案している様子などは、もう一生見れない光景だったかもしれません。まことに幸運な機会をいただいた、今回の日司連総会でした。

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ニュースリリース|日本司法書士会連合会

 12:30に始まった日司連総会1日目は、18:30に終了の予定でした。
 ……が、役員選挙候補者の所信表明や執行部からの提案説明などなどがいろいろ長引きまして、まだ質疑応答に入っていない段階で、すでに1時間押し。
 結果、1日目の会議時間が45分延長されまして、19:15まで続くことになりました。疲れるな~(>_<)


 今年の日司連総会は、会場が変わったこともあって、こんな大きなスクリーン表示も設けられています。
 なんか会議の格式が上がった感じがして、良いですね。


 と、いうわけで、前段部分が余計でしたが、ようやく?日司連(日本司法書士会連合会)の第76回定時総会@渋谷ヒカリエがスタートしました。
 
 今年は改選期であり、特に会長・副会長・理事いずれも選挙実施ということになりましたので、慌ただしい総会になりそうです。
 
 でも太田は、今晩どこで飲もうか?で頭が一杯です(^_^;)


 先ほど、青森県会メンバーで食べた「トンテキ定食」。
 渋谷駅前で、わずか1,000円だというのに、このボリュームでした!


前哨戦2戦目


 日司連総会は渋谷ヒカリエで開催。まずは前哨戦です。


太田の業務日誌/平成25年6月19日
 
【水曜日】
 時効取得による所有権移転登記訴訟を、何件か併行して(!)準備中。
 大変なのは、被告となるべき、死亡している登記名義人の相続人調査なのだけど……。
 うち1件について、中間の相続人(いったん相続人となったうえで死亡された方)として韓国籍の方がいらっしゃることが判明。
 
 その韓国籍の方を起点として、さらなる相続が発生するので、韓国の戸籍を取り寄せて「子が無いか」などを調査しなければならない。
 この場合、準拠法が韓国法になる、のは、まぁ良いとして……
 
 最大の問題は、「訴訟等の相手方の戸籍を、韓国から取り寄せることは、現実的に不可能らしい」という点。
 (参照→http://www.koreasozoku.com/article/13509666.html
 
 うーむ……。
 
 これは……。
 
 「相続人を確定できない」という理由で、「相続財産管理人」か「特別代理人」でいけないのかなぁ。
 検討してみよう。……ただ、明日・明後日と、日司連総会で東京出張なので、来週に入ったら、ゆっくり、ね(^_^;)


太田の業務日誌/平成25年6月18日
 
【火曜日】
 贈与(持分全部移転)を依頼したいというお客さんが来所。
 税理士さんと相談済みということで安心していたんだけど、税理士さんの贈与税の計算表を見ると、「5分の1」の贈与という前提で税額を計算している模様。
 でも登記事項を確認すると、その贈与者は2回に分けて持分を取得していて、実際の持分は「5分の2」だった。
 
 税理士さんに連絡してみたら、「古い資料を見て計算してしまったらしい」ということで保留となり、再度、お客さんと税理士さんでご相談いただくことになった。
 
 いやー、お客さんが、税理士さんの計算表まで持ってきてなかったら、そのまま進めちゃったかも。
 ま、この案件に限って言えば、贈与税がかかるとしても些少なので、大した問題ではないんだけど、他の事案だと大怪我する可能性もあったわけで、怖い怖い(^_^;)


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