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去る10月2日、平成25年度司法書士筆記試験の合格発表がありました。

司法書士試験の最終関門となる口述試験。本年度は10月15日(火)に実施され、1人約15分の口頭試問が行われます。

もっと早くアップしようと思っていましたが、今日から4回に分けて口述試験体験記を掲載します。特に第3回目は受験生ならずとも必見です!

【口述試験までの過ごし方】

筆記試験の合格発表後Wセミナーの口述試験対策レジュメをもらい、口述模試の申し込みをしまた。

口述試験は受けさえすれば、99.9パーセント合格するとは聞いていましたが、本番で全く答えられず、最終合格発表日まで「もしかして落ちるかも」と、落ち着かない日々を過ごすのも嫌なので、この対策レジュメには一通り目を通しました。

しかし、Wセミナーでの口述模試ではほとんど解答できなかったため、かなり危機感を募らせ、結局レジュメは4・5回繰り返しました。

なお、口述試験をジーパンで受験したため、不合格になった人がいる、という話を聞いたことがありますが、真偽は不明です。


 ……だそうです(^_^;)

 司法書士会経由で回ってきた情報です。

 しかし、「うまい話にご注意!!」って、ねぇ。
 そもそも「うまい話」だって認識できた時点で、誰でも気をつけると思うのですが、そういう単純なものでもないのかなぁ。


 ……だそうです(^_^;)

 司法書士会経由で回ってきた情報です。

 しかし、「うまい話にご注意!!」って、ねぇ。
 そもそも「うまい話」だって認識できた時点で、誰でも気をつけると思うのですが、そういう単純なものでもないのかなぁ。


先日、相続案件で、「Aさんは、母Bさんの実子だが、かさねて母Bさんと養子縁組をしている」(つまり、実母の養子になっている)という戸籍の記載を発見してビックリしました。 一瞬、同じBだけど、実母のBと、養母のBは、同姓同名の別人だったりするのかしら? とも思ったのですが、戸籍をいろいろ辿ったところ、同一人物で間違いないようで。 なんだこれは!と、同じ事務所の先輩司法書士(赤平会長)に泣き付いてみると……。 なんと、意外にこれ、珍しくないケースなんだそうでして。ベテランの事務員さんも、平然と「昔は結構あるよね。」と言ってました。 太田は、10年あまりのキャリアで初めて見ましたが、いつも戸籍集めは直接担当しないので(^^ゞ、目に入らなかっただけなのですね~。 何でこういうことが起こるかと申しますと、例えば次のような事情なのだそうです。 ・ C男とB女が離婚し、Bが子Aの親権者になった。 ・ B女はCの戸籍を離れて、B女独自の戸籍が編成される。 ・ けど、それだけでは子のAは、Cの戸籍に入ったまんま。 ・ Aが母Bの戸籍にはいるためには、「子の氏の変更許可」という家庭裁判所の手続( http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_07/index.html )を踏む必要がある。 ・ でも、そんなんメンドクサイ(!)ということで、便宜的に実母との養子縁組を届出する。 ・ ホントはそんなんNGなのだけど、役場の窓口が「柔軟な対応」(あるいは知識不足?)で受理しちゃう、なんていうことが、「古き良き昔」にはあり得たらしい。 ……という、何とも「大人な事情」によるものだそうでして。 いやはや、何年司法書士やってても、新しい発見って尽きないものです。
【なんと! 「実子」を「養子」とする養子縁組!】~太田の業務日誌~

 先日、相続案件で、「Aさんは、母Bさんの実子だが、かさねて母Bさんと養子縁組をしている」(つまり、実母の養子になっている)という戸籍の記載を発見してビックリしました。
 一瞬、同じBだけど、実母のBと、養母のBは、同姓同名の別人だったりするのかしら? とも思ったのですが、戸籍をいろいろ辿ったところ、同一人物で間違いないようで。
 
 なんだこれは!と、同じ事務所の先輩司法書士(赤平会長)に泣き付いてみると……。
 なんと、意外にこれ、珍しくないケースなんだそうでして。ベテランの事務員さんも、平然と「昔は結構あるよね。」と言ってました。
 太田は、10年あまりのキャリアで初めて見ましたが、いつも戸籍集めは直接担当しないので(^^ゞ、目に入らなかっただけなのですね~。
 
 何でこういうことが起こるかと申しますと、例えば次のような事情なのだそうです。

・ C男とB女が離婚し、Bが子Aの親権者になった。
・ B女はCの戸籍を離れて、B女独自の戸籍が編成される。
・ けど、それだけでは子のAは、Cの戸籍に入ったまんま。
・ Aが母Bの戸籍にはいるためには、「子の氏の変更許可」という家庭裁判所の手続( http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_07/index.html )を踏む必要がある。
・ でも、そんなんメンドクサイ(!)ということで、便宜的に実母との養子縁組を届出する。
・ ホントはそんなんNGなのだけど、役場の窓口が「柔軟な対応」(あるいは知識不足?)で受理しちゃう、なんていうことが、戦前戦後の「古き良き昔」にはあり得たらしい。
 
 ……という、何とも「大人な事情」によるものだそうでして。
 いやはや、何年司法書士やってても、新しい発見って尽きないものです。?



 今回は業界の方向けの話題なので、ご興味の無い方はスルーしてください。
 
 先日、金融機関の担保設定で、「国土調査」( 業界では「国調」ともいいます。意味合いはこちらを参照→ http://bit.ly/1bTBKoz )によって合筆された土地などが対象になる案件を取り扱いました。
 そこで金融機関の若手のご担当者が、いろいろと戸惑われていたのが、何とも初々しくて微笑ましかったので(失礼)、ここで国調により土地の合筆がなされた場合の留意点について、軽くまとめておきます。
 
 
● 「合併による所有権登記」と登記済証

 国調による合筆がなされると、当該土地の登記簿の表題部には「○番○を合筆/国土調査による成果」と記載されたうえ、甲区には「合併による所有権登記」がなされます。
 
 しかし、通常の合筆の場合とは違って、これは完全な職権登記なので、その所有権登記に関する「登記済証」(または「登記識別情報」)は発行されません。
 その所有権登記の「受付年月日・受付番号」欄は、空欄になりますので、当該物件について設定などを行おうとすると「あれ、登記済証はどこで照合するの?」と不思議に思うことになるわけです。
 この場合、合筆前の土地全ての登記済証を揃えて、合筆後の土地の登記済証として用いることになります(昭39.8.11民事甲第2765号民事局長通達)。
 だから我々は、設定等があるたび、合筆前の土地の閉鎖登記簿を全て閲覧したりしてチェックする必要があるわけで、これがなんとも面倒くさいのですね。
 

● 建物の所在・家屋番号の不一致

 あと、国調で合筆がなされる場合、建物の「所在」欄や「家屋番号」については、何らケアされない、ということにも注意が必要です。
 土地の地番は合筆で1つになるのに、建物の所在は複数の土地のうえにまたがったまま(のように見える)状態が続く、とか。そういう、土地と建物の番号の不一致が生じるわけですね。

 この点は、普通の合筆でも同じといえば同じなのですが、通常は担当する土地家屋調査士さんが、建物の所在・家屋番号も一緒に変更登記するべき、と提案してくれるはずです。
 (……ま、意外にこのへんに無頓着な調査士さんもいらっしゃるし、費用の関係で、あえて建物に関してはスルーすることもあり得るんでしょうけれどもね。)
 

● まとめ

 他にもあるかもしれませんが、とりあえず今回問題になった点は上述のとおりです。
 国調だと、費用を支出しなくても合筆の恩恵を受けられるわけですから、基本的にはありがたい制度ではあるのでしょうが、このような問題点もあるので注意しましょう。
? 特に登記済証の問題は、その土地を手放さない限り、ずっとつきまとう問題ですので、なかなか厄介ですね~。

【国土調査による合筆、その功罪】~太田の業務日誌~

 今回は業界の方向けの話題なので、ご興味の無い方はスルーしてください。
 
 先日、金融機関の担保設定で、「国土調査」( 業界では「国調」ともいいます。意味合いはこちらを参照→ http://bit.ly/1bTBKoz )によって合筆された土地などが対象になる案件を取り扱いました。
 そこで金融機関の若手のご担当者が、いろいろと戸惑われていたのが、何とも初々しくて微笑ましかったので(失礼)、ここで国調により土地の合筆がなされた場合の留意点について、軽くまとめておきます。
 
 
● 「合併による所有権登記」と登記済証

 国調による合筆がなされると、当該土地の登記簿の表題部には「○番○を合筆/国土調査による成果」と記載されたうえ、甲区には「合併による所有権登記」がなされます。
 
 しかし、通常の合筆の場合とは違って、これは完全な職権登記なので、その所有権登記に関する「登記済証」(または「登記識別情報」)は発行されません。
 その所有権登記の「受付年月日・受付番号」欄は、空欄になりますので、当該物件について設定などを行おうとすると「あれ、登記済証はどこで照合するの?」と不思議に思うことになるわけです。
 この場合、合筆前の土地全ての登記済証を揃えて、合筆後の土地の登記済証として用いることになります(昭39.8.11民事甲第2765号民事局長通達)。
 だから我々は、設定等があるたび、合筆前の土地の閉鎖登記簿を全て閲覧したりしてチェックする必要があるわけで、これがなんとも面倒くさいのですね。
 

● 建物の所在・家屋番号の不一致

 あと、国調で合筆がなされる場合、建物の「所在」欄や「家屋番号」については、何らケアされない、ということにも注意が必要です。
 土地の地番は合筆で1つになるのに、建物の所在は複数の土地のうえにまたがったまま(のように見える)状態が続く、とか。そういう、土地と建物の番号の不一致が生じるわけですね。

 この点は、普通の合筆でも同じといえば同じなのですが、通常は担当する土地家屋調査士さんが、建物の所在・家屋番号も一緒に変更登記するべき、と提案してくれるはずです。
 (……ま、意外にこのへんに無頓着な調査士さんもいらっしゃるし、費用の関係で、あえて建物に関してはスルーすることもあり得るんでしょうけれどもね。)
 

● まとめ

 他にもあるかもしれませんが、とりあえず今回問題になった点は上述のとおりです。
 国調だと、費用を支出しなくても合筆の恩恵を受けられるわけですから、基本的にはありがたい制度ではあるのでしょうが、このような問題点もあるので注意しましょう。
 特に登記済証の問題は、その土地を手放さない限り、ずっとつきまとう問題ですので、なかなか厄介ですね~。?

 すでに?田中 利親?司法書士がアップしてくれています(https://www.facebook.com/tanaka.toshichika/posts/586032164788676?)ので、詳細は省略しますが、太田もご相伴に預かりました。

 赤平会長、ご馳走様でした!










 
 久しぶりの業務日誌です。先月末は繁忙のため、数年ぶりに設定の申請書を自ら作成したり、ということもありましたが、月が替わってようやく落ち着いてきました。
 
 さて、本題。
 先日、ある不動産会社の社長さんから、「今後の司法書士業務は、あおば事務所さんにお願いすることにしたので、ヨロシク。」と、まことにありがたいお言葉をいただきました。
 そんな場合、特に当方から「司法書士を乗り換える理由」などという、不躾なことを尋ねたりはしないのですが、問わず語り的に、社長さんがその理由をおっしゃることには……。
 
① これまで頼んでいた○○先生は長い付き合いだが、高齢で、間違いが多い。会社名や人名すら間違う。
② ○○先生は、読点として「、」ではなく、「,」を用いる。それが気に入らない。日本語の読点は「、」が正しいはずだ!

 ……なるほど、社長さんの仰せも分かります。
 でも①はともかくとして、②についてはですねぇ、「横書きの公的文書には『,』を用いるべし」、とも言われているのですよ(参照→ http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/Bunsyo/BunTouten.html )。
 だからその点で○○先生を非難されるのは、ちょっと可哀相かなぁと思いますよ、と申し上げました。

 でも社長さん曰く、○○先生は同じ文書の中で、「、」を使ったり、「,」を使ったり、混在してしまっているそうで。会社の定款などを作成する際も、すべからくそんな調子みたいなので、そりゃお怒りもごもっとも、という感じでした。
 一般的に、パソコンの日本語入力ソフトでは、「、」か「,」かは、設定として選択できるようになってます。
 だからおそらく、例えば○○先生のパソコンは「,」だけど、補助者さんのパソコンは「、」の設定のまま、ということだったのかなぁ……?と分析しましたが、いずれにしても結果として混在しちゃったら、それはNGですわね。
 
 裁判所では「,」が採用されていますので、弁護士さんや司法書士など法律業界の中には、メールやツイートなどでも「,」を常用されていらっしゃる方をよくお見受けします。
 でも、「業界の常識は、世間の非常識」とも良く言われるところです。
 そういうコダワリが理由で、お客さんが離れてしまうことだってあり得るかも……! という、考えようによっては若干怖いお話でした。

 ちなみに太田は、その社長さんと同意見で、日本語の読点としては「、」が正しいと思ってますので、訴状でも何でも「、」で通しています。

 
 久しぶりの業務日誌です。先月末は繁忙のため、数年ぶりに設定の申請書を自ら作成したり、ということもありましたが、月が替わってようやく落ち着いてきました。
 
 さて、本題。
 先日、ある不動産会社の社長さんから、「今後の司法書士業務は、あおば事務所さんにお願いすることにしたので、ヨロシク。」と、まことにありがたいお言葉をいただきました。
 そんな場合、特に当方から「司法書士を乗り換える理由」などという、不躾なことを尋ねたりはしないのですが、問わず語り的に、社長さんがその理由をおっしゃることには……。
 
? ① これまで頼んでいた○○先生は長い付き合いだが、高齢で、間違いが多い。会社名や人名すら間違う。
? ② ○○先生は、読点として「、」ではなく、「,」を用いる。それが気に入らない。日本語の読点は「、」が正しいはずだ!
??
 ……なるほど、社長さんの仰せも分かります。
 でも①はともかくとして、②についてはですねぇ、「横書きの公的文書には『,』を用いるべし」、とも言われているのですよ(参照→ http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/Bunsyo/BunTouten.html )。
 だからその点で○○先生を非難されるのは、ちょっと可哀相かなぁと思いますよ、と申し上げました。

 でも社長さん曰く、○○先生は同じ文書の中で、「、」を使ったり、「,」を使ったり、混在してしまっているそうで。会社の定款などを作成する際も、すべからくそんな調子みたいなので、そりゃお怒りもごもっとも、という感じでした。
 一般的に、パソコンの日本語入力ソフトでは、「、」か「,」かは、設定として選択できるようになってます。
 だからおそらく、例えば○○先生のパソコンは「,」だけど、補助者さんのパソコンは「、」の設定のまま、ということだったのかなぁ……?と分析しましたが、いずれにしても結果として混在しちゃったら、それはNGですわね。
 
 裁判所では「,」が採用されていますので、弁護士さんや司法書士など法律業界の中には、メールやツイートなどでも「,」を常用されていらっしゃる方をよくお見受けします。
 でも、「業界の常識は、世間の非常識」とも良く言われるところです。
 そういうコダワリが理由で、お客さんが離れてしまうことだってあり得るかも……! という、考えようによっては若干怖いお話でした。
 
 ちなみに太田は、その社長さんと同意見で、日本語の読点としては「、」が正しいと思ってますので、訴状でも何でも「、」で通しています。

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